住宅の耐震性能は、国土交通省が2000 年に定めた住宅性能表示制度の中で、耐震等級として示されており、建築基準法では、極めてまれに（ 数百年に一度程度）発生する地震でも倒壊しない程度の耐震性を等級1、その1.25倍の耐震性を等級2としています。しかし、専門家の間では等級2でも不十分であるという意見もあります。ORINAS建築設計では、大規模な地震への備えとして、最高等級となる耐震等級3を標準仕様として設計。消防署や警察署など、防災の拠点となる建物の基準に相当し、より安全性の高い住まいが実現できます。

ORINAS建築設計の建物は、壁・床・天井が一体化した箱形を構成するモノコック構造。航空機や自動車ボディの技術から発達した構造で、大きな外力にも変形しにくい特徴を持ちます。住宅においては、地震や台風などの外力が接合部などに集中しにくく、建物全体に分散するため、ひずみやくるいに強さを発揮します。

さらなる安心・安全のために、揺れを抑える機能を取り入れた制震仕様パネルを採用。制震住宅は何度揺れが来ても変形が進みにくく、本震だけでなく、くり返しの揺れや余震にも強さを発揮します。制震住宅の揺れ幅は制震でない住宅のおよそ1/2という実験結果も出ています。大きな地震、くり返す余震から、ご家族や大切な財産をしっかりと守ります。

耐震の計算方法には、「壁量計算」と「許容応力度計算」の2種類があります。「壁量計算」は建物に対する地震力、風圧力に対して必要な壁の量のみで簡易的に計算をするので、コストや手間が少ないですが、信頼性は低くなります。それに対し「許容応力度計算」は地震力、風圧力、荷重などに対して、柱や梁の構造部材一つ一つが安全であるかを計算するため、時間と費用はかかりますが信頼性が高くなります。ORINASでは、全棟で許容応力度計算を実施。安全性にはこだわりを持っています。

ORINASの家はスーパーウォール工法を採用しています。地震大国である日本において、数々の大規模地震が発生する中で、スーパーウォールの家は、そのすぐれた耐震性能により、お住まいいただいているご家族の暮らしを守り続けてきました。また、6 面体で強い外力もしっかり受け止めるモノコック構造や高い気密性能を持つことから、巨大竜巻や台風・豪雨など、風や雨の自然災害にもその強さを発揮。記憶に新しい、東日本大震災の甚大な津波災害においても、奇跡的に倒壊を免れた例があるなど、さまざまな災害に対する信頼の実績を持っています。